お肌のターンオーバー/お肌を安心させるには?/やっぱり保湿は大切☝🏻

お肌を健康的に、より綺麗に保つには意識したほうが良いお肌のターンオーバー🫧

・ターンオーバーってそもそもなんだっけ?

・アトピーの人の皮膚がポロポロと早く剥がれるのはなぜ?をまとめています🙋‍♀️

(お肌がゴワゴワするのはまた別の記事で)

\ まずはお肌のターンオーバーについて /

お肌の細胞が生まれ変わる(基底層で新しい細胞がつくられる)のが約28日で、その後角質層にとどまり、約14日かけて剥がれ落ちると言われています。

ターンオーバー、28日というのはなんとなくイメージにあると思いますが、垢となって排出されるまで意外と時間がかかるという👋

28日というのは20代の健康的なお肌の目安であり、年齢や生活習慣、お肌の状態によって変わります。

[年齢別、周期の目安]

・10代〜20代:約28日
・30代:約40日
・40代:約55日
・50代以上:約70日〜

ターンオーバーが乱れると、古い角質がお肌に残りやすくなり、くすみ・ごわつき・ニキビ・乾燥などの原因になります。逆に早く剥がれすぎてバリア機能が低下したりすることがあります。

皮膚は①基底層で細胞が生まれ、②有棘層でバリア機能を強化します。③顆粒層で細胞が死んで角質細胞に変わる重要な工程を経て、目に見える部分である肌表面の④角質層となります。そして不要になった角質層は自然に剥がれ落ちます。

↑この①〜④までの部分は「表皮」でたったの0.2㍉ほどしかありません。

これらが通常28日周期+剥がれるまで約14日。

っさ、アトピーの方は自分のお肌をイメージして欲しいのですが
皮ボロッボロ剥けますよね?
反対にゴワッゴワと皮膚がとどまりますよね?

え、なんで?????

それさえなければ究極アトピーが治ったと言っても過言ではないと思うのです。

(私はこれがほっっっっとうに納得いかなかった。
せめてどっちかひとつにしてくれない?って。笑)

ターンオーバーが速い場合、遅い場合は①〜④の表皮でどうなっているのかを解説します。

\ 速すぎるターンオーバーのメカニズム 

通常のターンオーバー(28〜42日)では、細胞は基底層 → 有棘層 → 顆粒層 → 角質層と順番に成熟していきます。

しかし、ターンオーバーが速すぎると、未熟な細胞が不完全なまま角質層に到達することで、以下の問題が起きます。

1. 基底層 → 細胞分裂が過剰に速い

原因:炎症・乾燥・外部刺激により、基底層の細胞分裂が加速する。

影響:未熟な細胞が次々と押し上げられ、細胞の質が低下する。

未熟な細胞が多い → 角質細胞のバリア機能が不完全

2. 有棘層 → 細胞間脂質(セラミド)が不足

原因:ターンオーバーが速すぎると、有棘層でのセラミド・NMF(天然保湿因子)の生成が間に合わない。

影響:細胞同士の結びつきが弱くなり、角質層のバリア機能が脆弱化する。

水分保持力の低下 → 乾燥・敏感肌になりやすい

3. 顆粒層 → フィラグリン不足でバリア機能低下

原因:顆粒層で作られるフィラグリン(バリア成分)の生成が不十分になる。

影響:未熟な角質細胞が押し上げられるため、バリア機能が弱くなる。

フィラグリン不足 → 水分蒸発と外部刺激に弱い状態

4. 角質層 → 未熟な角質細胞でバリアが不完全

原因:未成熟な角質細胞(未熟なケラチノサイト)が表面に蓄積する。

影響:角質層の構造が乱れ、バリア機能が崩壊して炎症・乾燥を繰り返す。

未熟な角質が毛穴を塞ぎ、ニキビ・吹き出物の原因になる

炎症により基底層の細胞分裂が過剰に活発になると、未熟な細胞が上にあげられてしまいます🔥

その結果、
・水分が逃げる→乾燥
・外部刺激に弱くなる→かゆみ・赤み
・異物が侵入しやすい→アレルギー・炎症ループ

この悪循環が、アトピーや乾癬の「痒い→かく→炎症→肌荒れ」のスパイラルです。

ターンオーバーが早すぎる場合のイメージはついたでしょうか?

通常は細胞が時間をかけて下から上に上がるにつれて、強く隙間のないレンガの壁が作成されますが、

スピードが早すぎるとモルタルが乾く前にどんどんレンガを積み上げてしまうような状況になります。

その結果、壁はガタガタで隙間が多く、外からの刺激や菌、アレルゲンが侵入しやすくなります。

同時に内側の水分もどんどん逃げてしまい、バリアとしての役割が果たせなくなってしまいます。

必要なのはバリア機能を整えて「急がなくても大丈夫!」とお肌に教えてあげること。

急がなくても大丈夫=ターンオーバーを正常化すること。肌に安心させてあげる環境を整えること。

①バリア機能をしっかりと整える(安心感を与える土台)

・セラミド・ヒアルロン酸・天然保湿因子(NMF)を補う

・肌の水分を守ってあげると「外敵にさらされていない」=肌が焦って作り直す必要がないと感じる
→過剰な細胞分裂が落ち着いてくる

乾燥を感じないだけで、お肌は安心します

②摩擦・刺激を減らす(敵がいないよと伝える)

・ゴシゴシ洗顔、強いクレンジング、タオルで擦るなどは全部「攻撃された!」とお肌が受け取る
→防御反応で細胞分裂が速まる

優しいタッチ、摩擦レスケアは

「平和を教えるメッセージ🕊️」

アトピーはぜひ自分自身を労わりながら毎日のスキンケアやこまめな保湿を続けてください❤️‍🩹

やっぱり保湿は大切という話になりますが、
保湿や優しいスキンケアは神経にも影響を与えます。

肌への優しいスキンケアは、単に「潤いを与える」だけではなく、外からの刺激に反応しやすくなっている神経をも、やさしくなだめる行為でもあります。

乾燥した肌はバリア機能が低下し、神経がむき出しのような状態。

だからこそ、丁寧な保湿と、刺激の少ないスキンケアが「肌」と「神経」両方の安心に繋がります❤️‍🩹

今あなたが毎日行っている保湿ケアは、

肌細胞にもそして心にも「もう大丈夫だよ」と伝える愛の習慣。

焦らず、少しずつ。やさしくケアを重ねていきましょう。

肌はちゃんと、それに応えてくれます🕊️