細胞レベルで綺麗に/アトピー/オメガ3について
っさ!さっそく始めるよ〜!
アトピーとオメガ3・6の関係
アトピーは要因が複雑ですが、炎症を止める力が弱い状態が背景にあるケースがあります。
ここで重要になるのが、オメガ3とオメガ6のバランスです。
よくある誤解が、「オメガ3を増やせばアトピーが改善するはず」という考え方です。
しかし実際にはオメガ6が多すぎるまま、オメガ3だけ増やしても炎症が続くことがあります🔥
なぜならオメガ3とオメガ6は、同じ酵素を取り合いどちらが優位かによって炎症の方向性が決まるためです。
そのため、重要なのは次の2つをセットで行うことです。
オメガ6を減らす・オメガ3を増やす
この「バランスの調整」が炎症を鎮める鍵になります。⚖️(←天秤)
逆に言うと、
オメガ3が多くなくてもオメガ6が適正に低ければ炎症が起きにくいこともあります。
つまり、“量”ではなく“比率”がすべての鍵です。
オメガ3が不足すると
起こりうる影響
すべてはバランスです。アトピー対策では「オメガ6を減らす」が重要視されますが、同時にオメガ3が不足している状態にも問題があります。
オメガ3が不足すると、次のような変化が起こる可能性があります。
炎症が長引く
オメガ3は「炎症を終わらせるための物質」の材料になります。
この材料が不足すると、炎症が始まるだけで終わらない状態が続きます。
結果として:
・炎症が慢性化しやすい
・痒みが長引く
・皮膚が治りにくい
といった状態につながる可能性があります。
免疫バランスが乱れる
オメガ3には免疫反応を調整する作用があります。
不足すると、免疫細胞が過剰に反応し、
本来不要な炎症まで起こすことがあります。
皮膚の再生が遅くなる
皮膚の細胞膜を構成する脂質は、オメガ3を材料として柔軟性を保っています。
不足すると膜が硬くなり、
角質層のターンオーバーが乱れます。
その結果:
・赤みが引きにくい
・傷が治りにくい
・皮膚がゴワつきやすい
という状態になりやすくなります。
メンタル面への影響
炎症性サイトカインは脳にも影響します。
オメガ3が不足した状態で炎症が続くと:
・不安
・イライラ
・睡眠の質低下
なども起きやすいと言われています。
アトピーは皮膚だけの病気ではなく全身性なので、
メンタルサポートとしても
オメガ3は役割を果たします。

バランスが整うことで得られる変化
オメガ6を減らし、オメガ3を適切に増やすことで、
次の変化が期待できます。いいことだらけ✨
・炎症が収束しやすくなる
・皮膚バリアが再形成される
・セラミド合成が働きやすくなる(オメガ6側)
・皮膚が乾燥しにくくなる
・痒みの周期が短くなる
・赤みの回復が早くなる
「炎症を止める力」と「皮膚を作る力」の両方を整えるので、
皮膚が本来の回復力を取り戻しやすくなります。
「オメガ3だけ増やす」では
ダメな理由
ここが一番大切なポイントです。
オメガ6過剰状態は、炎症を促進するスイッチが入りっぱなしの状態です。
そこにオメガ3を足しても、スイッチは切れません。
例えるなら:
部屋の暖房がフルパワー(オメガ6過剰)
扇風機を回しても部屋は暑い(オメガ3追加)
という状態です。
つまり、「暖房を弱める(6を減らす)」ことが先であり、そのうえで「涼しい風(3を増やす)」が効果を発揮します。
アトピーが治っていくイメージをさらに構築していくわよ~!!!!
アトピーとセラミド合成の関係
アトピーでは「皮膚バリア機能の低下」が特徴的です。その中心にあるのがセラミド不足です。
セラミドは、角質層の間を埋める“油の膜”のような存在で、水分を保持し外部刺激から守る役割を担っています。
実はこのセラミドの材料には脂質
(特にオメガ6の一部)が関わります。
ここで注意が必要です
オメガ6=悪いではない
↓
過剰なオメガ6=炎症促進
適正なオメガ6=セラミド材料
つまり、アトピー改善では:
「オメガ6はゼロにするのではない」
「必要量だけ残し、炎症を促進しない量に整える」という考え方が重要になります。
オメガ6が炎症促進にも関わり、同時に皮膚合成にも必要だという、“二面性”があるのがポイントです。
なぜ油断ち・脂質制限で
悪化するのか
アトピーの方で、「脂質を控えれば炎症が減るのでは」「油抜きの食事が安全」と考えてしまうケースがあります。
しかし実際には、
● 皮膚の材料がなくなる
● ホルモン合成が低下する
● 炎症を終わらせる力も低下する
という逆効果になる可能性が高いです。
特に重要なのが、
オメガ3=炎症を終わらせる材料、
オメガ6の一部=セラミド材料 この2つが脂質制限で同時に欠乏します。
結果として:
乾燥が悪化・痒みが増える・回復スピードが落ちるという現象が起きてしまいます。
つまり、アトピーは油を抜くのではなく、油を整えることが大切です。
植物油・加工食品とオメガ6過剰
現在の食環境では、意識しなくてもオメガ6過剰になりやすい構造があります。
代表的なオメガ6源は:
● サラダ油
● 植物油(大豆油、コーン油、綿実油)
● 菓子パン・スナック
● 揚げ物やフライ油
● 加工食品全般
これらの油は調理だけでなく、
「食品そのものに練り込まれています」。
例えば:
・パンの油脂
・お菓子のショートニング
・市販ドレッシング
・惣菜の揚げ油
・お弁当の油
一度も油を足さなくても、食生活の中に自然とオメガ6が溢れてしまいます。
これに対して、多くの人は
● 魚を少ししか食べない
● DHA・EPAを摂る機会が少ない
● 加熱に弱いオメガ3食品を避けがち
その結果、「圧倒的なオメガ6優位」になりやすい状態です。
この“現代型バランス崩壊”が、
アトピーの慢性化に影響します。
食事設計の実例(比率を整える考え方)
アトピー対策で大切なのは、
「足し算」ではなく「引き算+足し算」です。
基本戦略は:
① オメガ6を減らす(引き算)
② オメガ3を増やす(足し算)
③ 過不足のない脂質量を保つ
ここでのポイントは、極端に何かをゼロにしないこと。
例えば、
朝:
・温かい味噌汁(出汁)
・焼き魚(EPA/DHA)
・ご飯
・納豆(発酵+油なし)
昼:
・蒸し鶏サラダ(ドレッシングは少量)
・冷奴
・果物
夜:
・青魚(サバ、イワシなど)
・野菜の煮物
・卵(良質脂質)
間食:
・ナッツ(アーモンドよりクルミ)
→ クルミはオメガ3が多い
料理法は:
× 揚げ物
× 市販揚げ惣菜
○ 蒸す・焼く・煮る
油の選び方は:
○ エキストラバージンオリーブオイル
○ 亜麻仁油(非加熱)またはえごま油
○ 魚由来の油
特に亜麻仁・えごまはサラダ・豆腐・納豆にかけるなど、
加熱せず使うのがポイントです。
でも、考えるだけで無理。
という方のためにサプリというものが存在するのです!(大幅に誇張)
DHA/EPAサプリの選び方
サプリを使う場合は、
「品質」と「吸収効率」の2点が大切です。
特に見るべき項目はとにかく安全性!!!
そしてこれも当てはまれば、なおよし!!
● 含有量(EPA/DHAの比率)
● 重金属検査の有無
● 小型魚由来
「安さ」だけで選ぶと、酸化された油を摂ってしまうリスクが高くなります。酸化油は皮膚に負担となり、逆効果になることがあります。
お金を払って栄養を買う=健康を買うのであれば、「話題の製品だからこれにしよ〜🎶」ではなく、しっかりと厳選したものを摂るべきです。
上の項目の中でも特に確認した方が良いと思うのは、重金属検査の有無。
重金属は少しづつ体に入ると排出されにくく、蓄積されやすい傾向にあります。そのため、なんとなくの不調の原因にもあったり。
美肌(細胞レベル)の話
肌は、「表面」ではなく細胞膜から作られます。
細胞膜の材料が柔軟だと:
● 炎症に耐える
● 修復が早い
● 水分保持しやすい
● バリアが壊れにくい
逆に膜が硬い場合、
● 割れやすい(裂傷)
● 赤みが残る
● 真皮の炎症が長引く
この「細胞膜の柔軟性」を作るのが、オメガ3です。

肌は生まれ変わりますが、作り直しているのは表面だけではありません。肌をつくる細胞一つ一つが、毎日材料を必要としています。その細胞を包む「細胞膜」は、オメガ3を含む脂質でできています。
つまり、どんな脂を摂るかで、細胞膜の“柔らかさ”や“反応のしやすさ”が変わります。
今日食べる油の選択が、数週間後の肌の材料になる。その仕組みをイメージできていたら、すでに理想のお肌に近づいているといっても過言ではないはずです🕊️