肌は健康のバロメーター/自己観察/肌日記 

皮膚は、人体最大の臓器と言われています。皮膚全体を広げると約1.6㎡にもなり、だいたい畳1枚分に相当します。厚さは年齢や部位によっても異なりますが、平均約2㎜。重さは体重の約16%にもなります。

(ちょっと面白いから脱線すると、日本人の平均的な腸の長さは小腸が約6〜8m、大腸が約1.5m、内部の総面積は絨毛の効果もあり約32㎡もあり、これはテニスコート1面分に相当します。人間…!!この体の中にギュッと詰まってる!!!!!!!)

大腸の1.5mよりも大きい皮膚1.6m。ケアをすれば返ってくる恩恵も大きいです!


皮膚は外の環境との接点である一方で体内とも繋がり、連動しています。そのため肌を観察することは健康管理の第一歩となります。

〝肌荒れ〟は肌の「外側」が乾燥したり、紫外線を受けてダメージを受けているサインとも考えられますが、肌の「内側」で胃腸の調子が悪かったり、ストレスによって呼吸が浅くなったり冷えによって血流が悪くなった結果とも考えられます。

「外側」の原因はスキンケアなど外からのアプローチが必要ですが、「内側」の原因は食事やストレスケア、運動、入浴などのライフスタイルからの改善が必要になります。その選択を正しく行い、美肌を保つためには何よりも「自分の肌を知る」ことが大切です。

肌は非常に反応の早い臓器なので、前日の行動や睡眠に大きく影響されます。

朝の肌の状態を見て、前日の行ったことを振り返ると何に気をつけたら良いのかと参考になります。


ストレス・食事・睡眠・肌ケア・体調、便

この5つそれぞれでバランスが崩れた時にお肌がどのような反応を示すのか、ぜひ自己分析してみてください。

▼私の自己分析。参考までに
・ストレス 
嫌なこと、頑張らないといけないことへのストレスはうまく対処することができる。まぁいっか。の精神を持っていて基本的に他人は気にならないので自由人。それに加えて自分の限界を知っているので心強め。
(と、思っているがシンプルにスーパー鈍感なため体への負荷はかかっているので油断できない。)
ただ、1人の時間を確保して、自分の中でバランスを取らないとかなり厳しい。負荷がかかりお肌がくすむ。乾燥する。かゆくなる。

確保ができない場合は音楽を聴いて一時的にも別世界へ行き、心を整えます。🪭🪽

・食事
酸化した油、ジャンクフードを沢山食べると体がどっと重くなるのと、肌が油っぽくなり、水疱ができる場合もある。そこからかゆくなることも。
牛乳は飲むと下痢するので基本的には飲まない。

・睡眠
私にとってとても大切な睡眠。睡眠を取るために一日動く。と考える時もあるくらい、寝ることはシンプルに好きなこと。
十分に寝ることができないと肌がゴワつき、肌がくすむ。むくむ。体が冷える。

・肌ケア
顔のパックやボディクリームをしっかり丁寧に塗ると次の日にはお肌はもちもちぷるぷる。調子が良くなる。かといって手を抜いてもとても荒れることはない。ただ、洗顔を一生懸命行うと肌の調子がなんとなく悪くなる。

・体調・便
体調が崩れることが滅多にない分、少しの頭痛でもテンション下がる。私の場合は頭痛は肩こりから来ることが多いのでそのケア大事。
便秘・下痢=この世の終わり。大ダメージ。
下痢→水分なくなりヘロヘロ&貧血。
便秘→ニキビ、肌のくすみ、ゴワつき。
腸ケア不足からアトピー再発したので、私にとっては最も気をつけなければいけないポイント。

〜以上〜

同じ年齢や同じ肌質の方(乾燥肌、脂性肌など)でも、人により何に影響を受けやすいかは異なります。
肌トラブルの引き金になりやすいのは何なのか。自分の肌のクセを見極めることができれば対策が立てやすくなります。


一般的に肌の不調の原因としてストレス・食事・睡眠・間違ったスキンケア、さらに女性の場合は月経周期があげられます。
それぞれの傾向として下記を参考にしてください。
(間違ったスキンケアはまた後ほど詳しくまとめます)

ストレス
交感神経(緊張)が優位になりがちで、冷えやすいタイプ。
能の視床下部にストレスが加わると、自律神経は交感神経に傾き、心拍をあげて末梢血管を収縮させ、胃腸の動きを止めるようにと働きかける。そのため当然、末端である皮膚には新鮮な栄養も酸素も行き届かなくなり、乾燥・肌荒れを招く。
また、ストレス状態が続くと男性ホルモンが副腎から出やすくなり、それが皮脂腺を刺激してニキビの原因に。
ストレスを感じた日には、副交感神経(リラックス)を優位にさせるような楽しく心地よい行動をとりましょう。

特に意識したい栄養
ビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、タンパク質。

食事
消化管が丈夫ではなく、ストレスにも弱く、敏感肌も多いタイプ。
唾液・胃酸・膵液などの分泌が少なかったり、腸内細菌のバランスが崩れたり、胃腸の動きが鈍くなっている可能性がある。タンパク質が十分に分解されず体内にとり込まれてしまうことで、アレルギーや炎症を起こしやすい傾向にある。
また、粘膜はストレスを受けやすいため、忙しいと胃炎や下痢・便秘などを起こしやすい。このタイプの人は、とにかくよく噛むことを心がけて食事をして、なるべく胃腸への負担を減らす必要がある。タンパク質を取りすぎないようにするのも有効である。

睡眠
寝不足・粗悪な睡眠などで免疫力が下がり、体全体に活力がないタイプ。
体内時計の調整や、細胞の修復・再生、ストレスの除去、記憶の整理・定着など、睡眠中に行っているメンテナンスが十分に行われないと、免疫力が下がり、活性酸素がたまりやすく老化が促進される。
くすみ、くまに始まり、長引くと慢性疲労、無気力など、全身性・精神性の不調に発展する可能性もあるので要注意です。
また、寝不足は味覚を変化させ、味が濃く油っぽいものを欲するようになるため、ダイエットには大敵。就寝・起床時間を一定に保ち、朝にセロトニンを出す習慣をつけて眠りの質を高めていきたい。

私がアトピー改善をしてから思うのが、うまくステロイドを使えば良かったという点です。使用して睡眠時間をしっかりを取るべきだった。睡眠は生きていく上でとても大切なことです。

▲アトピー全盛期の頃の睡眠時間

月経周期
PMSの症状が出やすく、気分的なムラがあるタイプ。80%もの女性が訴える症状のPMSは、月経2週間前から起こる心と体のトラブルの総称。糖分・塩分・カフェインを控えてバランスの良い栄養補給を心がけたい。

美のホルモンと言われるエストロゲンが支配している期間は好調なのに、妊娠を維持するためのホルモン、プロゲステロンが優位になると、とたんに肌・体・心に異変をきたす(浮腫みやすく、肌が敏感になる)。プロゲステロンが活発になる排卵後から月経が終わるまでは、無理なことをしないこと。その間は暴飲暴食、過度なお手入れを避けて、体と心にやさしい生活を意識、ゆったりと過ごすことが大切。

肌は体と心を映す鏡といっても過言ではありません。どういう時に自分の体は反応して、肌への影響が出ているのか。
楽しみながらぜひ観察してみてください🪞