リーキーガット症候群/腸漏れ/漏れやすい腸/解説

Leaky:漏れる gut:腸 が組み合わさった言葉。
腸のバリア機能低下と表現もされます。

「腸漏れ」何がどこに漏れるのか。
病原菌や末消化のたんぱく質が腸壁の隙間を抜けて、血管に入り、血流に乗って全身に流れていきます。

腸が不調だと、腹痛、下痢、便秘、お腹のはり、消化不良、関節痛、ニキビ、蕁麻疹、食欲不振、アトピー性皮膚炎、不安感、過敏性腸症候群などなどの症状・疾患が出てきます。

腸の老化が進んで腸内環境が悪化してくると、ガスが溜まりやすい状態となり、腸管の伸びたり縮んだりする負荷が大きくなります。(腸の中にガスが溜まると胃が圧迫されて食欲不振になったり、血管圧迫されて腰痛に繋がったりもするよ🥺
そうなると、腸粘膜の細胞が疲弊してきて、細胞同士のつながりが壊れてスカスカになってきます。
通常の腸粘膜は、病原菌や末消化のたんぱく質が血管内に入り込まないようにブロックしてくれますが、このような状態になると、ブロックすべき病原菌などをスルーしてしまいます。
この腸粘膜のフィルター機能が故障した状態を「腸漏れ/漏れやすい腸=リーキーガット症候群」と言います。

本来、腸で吸収されるべきではない成分が吸収されてしまうとどうなるのか?

例えば、たんぱく質はアミノ酸に分解してされるまで吸収されないようになっています。
長から吸収されたアミノ酸が、肝臓で遺伝子に基づいて並び替えられ、「自己タンパク(自分用の部品)」が作られます。このプロセスがあるので、豚肉や牛肉を食べても体の一部が豚や牛になることがなく、たんぱく質は自分の体の一部として再構築されるのです。🐄🐖💨

しかし、「リーキーガット」になった状態では、アミノ酸になる前に吸収されてしまいます。すると、自分用の部品、自分のタンパク質ではないので免疫系がすぐに排除しようとします。
(ちょっと話脱線するけれど、食べ物を消化・分解するのには大きなエネルギーを使用するから、アトピー大変だった時はプロテインを取り入れていました。直接アミノ酸を体に投入。質の良いプロテインをぜひ選んでネ)

未消化のタンパク質だけではなく、腸内細菌が作る毒素や食べた植物に含まれる毒素までもが腸壁の隙間を抜けて血管へ入り、血流に乗って全身に流れていきます。
これが免疫を暴走させ、アレルギーや関節炎などの不調を起こさせています。

また、この時には腸が炎症を起きています。腸に慢性炎症が起きると、血液中には「炎症性サイトカイン」という免疫細胞たちが情報交換をするための物質が増えます。この炎症性サイトカインが血液中に増えると全身のさまざまなところで炎症が起きやすくなります。

リーキーガット→腸の慢性炎症 から派生される体への影響はこんな感じ。

それぞれの現れた不調を抑え込む努力をするよりも、スタートにあるリーキーガットを解消することが効率が良いですよね🫶🏻

リーキーガットの症状を改善のためには
・オメガ3系の油や、抗酸化作用のあるものを取り入れる
・アルコール、カフェイン、グルテンを控える
・粘膜の材料となるんぱく質、粘膜強化に役立つビタミンCとビタミンAを積極的に摂る(私はプロテインをサプリメントを愛用)

腸内環境悪化→リーキーガット症候群 この順番なので、まずは腸内環境を整えることを意識してみてください☝🏻
そして、腸内環境を整える食品は「まごわやさしいよ」を参考にしてください。

最後に、今すぐできることは
よく噛むこと!!!ぜひやってね!!

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