皮膚のphバランスを乱す要因/薬Ver.
皮膚のphバランスを乱す要因として、いくつかの薬が影響を与えることがあります。だからといって現在使用している薬をやめる必要はありません。へー!今使っているな〜!お食事やスキンケアで気をつけよ〜!と、このくらいの感じで読んでいただけたら嬉しいです。
\ 馴染みのあるお薬6つを選びました❤️🩹 /
⒈ステロイド
ステロイド外用薬は炎症を抑え、免疫反応を抑制する効果ががります。短期間の使用は効果的ですが、長期間の使用するとお肌のバリア機能が弱まりphバランスが崩れることがあります。また、お肌が薄くなり、乾燥や感染症に対する抵抗力が低下することもあります。
⒉抗生物質
長期間にわたる抗生物質の使用は皮膚上の正常な細菌バランスをを乱し、phバランスにも影響を与える可能性があります。例えば、テトラサイクリン系やマクロライド系の抗生物質はニキビ治療に使われますが、皮膚の自然な微生物環境を変化させることがあります。
3.抗真菌薬
カンジダ感染症や皮膚の真菌感染症に用いられる抗真菌薬も、皮膚のphに影響を与えることがあります。これらの薬は真菌を抑制しますが、同時に皮膚の他の微生物にも影響を与え、バランスを乱すことがあります。
4.レチノイド(ビタミンA誘導体)
レチノイドは、皮膚の細胞やターンオーバーを促進し、ニキビやシワの治療に使用されます。一方で、これらの薬は皮膚を乾燥させて敏感にすることがあるので、結果としてphバランスに影響を与える可能性があります。
ex.トレチノイン、アダパレン(ディフェリン)、イソトレチノイン...
⒌免疫抑制剤
アトピー性皮膚炎や他の皮膚疾患に対して使用される免疫抑制薬は、免疫反応を抑えることで炎症を減らしますが、長期使用によってお肌の自然なバリア機能に影響を与え、phバランスが崩れることがあります。
ex.タクロリムス(プロトピック)、ピメクリムス(エリデル)...
6.サリチル酸(角質剥離剤)
一般的に使用されるピーリング剤のひとつ。
角質層を剥がし、皮膚分泌を減少させるため、ニキビ治療に広く使用されます。ただ、頻繁に使用すると皮膚を乾燥させ、phバランスを崩すことがあります。
BHAという名前で市販のスキンケア製品に含まれていることがあります。
ニキビ、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎の方は馴染みのある薬かと思います。
だらだらと長期的に使用するのではなくて、
☑︎期限をしっかりと決めること。
☑︎薬だけに頼らず、食事療法(インナーケア)や保湿も普段よりも心がけること。
これらをぜひ意識してみてください🫶🏻